コンクリート打ちっぱなしの塗装テク!!
最近これといってネタがないので、年末に施工した滅多にやらない種類の塗装施工を紹介します。
浜松市 S 様邸
下地 コンクリート打放し
選択塗料 ランデックスコート + FCコート ツヤ消し仕上げ
住宅の躯体には、コンクリートの打注ぎのムラが酷くアメーバのようなムラがたくさん出ていて
元請さんは「これって塗装で、きえるかねぇ?」という打合せから始まりました。
もちろん 何回もの打合せ + 試し塗り や サンプル提供をやりましたが
その結果 まず ① プライマー
② FCコート部分吹付け(ボカシ吹き) ③ FCコート ローラー塗り
ここまでが今回の 下処理 + 色調整 工程でした。
今回使用した ランデックスコートとは 半透明タイプのハイブリット系超疎水剤です。
コンクリートの打放しの良さを生かしながら 超疎水性にすることで、コンクリートの風化を防止すること
が目的です。女性でハヤリのナチュラルメイクの様な感じです。
②のFCコート剤とは 半透明カラー塗装において、色ムラ補修材
(化粧のファンデーションのような役目)でより自然な打放しコンクリート面
を表現することが目的です。
だけど やりすぎは、厚化粧になってしまい ナチュラルメイクの良さが完全になくなってしまいます!
なので やりすぎに注意しながらアメーバや左官補修部分を良い感じにボカシつつ仕上げました。
その後 ランデックスコート疎水剤 2回塗り
コンクリートの自然な色ムラを残しつつ、不自然なムラのみ消し 仕上がりました。
お施主さんも 施工中や打ち合わせ中は 不安がみられましたが 仕上がっていく程に
「この仕上がりは本当に満足しています!」と言っていただけました。
自分も滅多にやる工法でないため 褒め言葉をもらい ホッとし、
一段と自信を持つことができました。
「グレーはグレーでも 温かいぬくもりのある コンクリート色 のイメージで !
冷たいコンクリートにならないようにしてほしい!!」 となかなか難しい要望?
某大学の芸術担当する教授(かなりすごい先生らしいです)
のお施主様に「おお~っ! いいですねえ~!!」って言ってもらえたけど
塗装技術だけじゃなく芸術の世界に一歩踏み入れちゃった 達美装 でした。
温かいコンクリートのイメージ?になったかは分かりませんが イッケンラクチャク
プロの仕上 達美装 090-7032-0186 T親方