塗装する目的とは? 塗装の時期や目安について解説します!
こんにちは。 達美装 代表の鈴木です。
前回の「達美装の歴史について語ります!」をご覧下さった皆様
達美装FBにて、たくさんの 「いいね」 ありがとうございました。
さて、今回のテーマは 「家検」
あなたは「家検」って聞いたことありますか? ないですよね~。
だって
私が今、勝手に作った言葉だからね!
もしかして流行語になるか 笑
先に言っときます
この文章 かなり長くなるので、
家でソファーに座ってコーヒーでも飲みながら、心が落ち着いている時に よ~く読んでくださいね!
最後まで読まないと、大事な部分が伝わらないので…
まずは
一般の方々だと なかなか気付かないけど 塗装の基本からはじまる
<もし、あなたが知っていれば 将来 損しない 塗替えの極意を伝授します >
~「家を塗替えする」 メリット~
初級編
① 色を変えたい
ペンキといえば、一番最初に思いつくことですね! 建物の色を変えることでイメージチェンジが出来ます。
② サビから守る
これも簡単ですね! 塗装することで、鉄部が錆びて腐食することを防ぐことが出来ます。
③ 汚れた外壁(屋根)をキレイに長持ちさせたい
これも、当たり前のことですね! 塗装することで、汚れた表面を塗膜で覆い隠すことが出来ます。
「長持ちさせたい」 については後程、深い話をしていきます。
そして中級編
④ 壁や屋根などの材質を守る
これは、外に置きっぱなしのバケツを想像してください… 少し踏んだら簡単に「バキッ!!」ですね?
中に水を入れて持ち上げたとき…すぐに取っ手が「ポロッ」ですよね!
この状態と似たようなことが、家の外壁や屋根の素材にも起きていくんです。 新築から約5年~7年で傷みの始り。
傷みの原因 = 紫外線
外壁がひび割れてくるとか…打ってある釘が抜けてきた… コケが生えてきた…
「触ると ガードレールみたいに粉がついてしまう…」 などが傷みのスタートだと思って下さい!
塗装することで、素材の傷みを守ることが出来ます。
また、下処理の段階で、割れや反りも直すことが出来ます!
ここからは、上級編
④ とにかく暑い 少しでも涼しく!
真夏の2階の部屋や屋根裏部屋に入った瞬間を想像してください…
少し動いただけで…汗がポタポタ滴って…む~んと漂う熱気… ヤバいですよね?
「遮熱塗料」といって 太陽光からの熱を反射させ、表面の温度を下げ
室内を2℃前後 下げることも出来ますよ。
ただ
「遮熱塗料」は 色によって反射レベルが違うので 「黒」や「茶色」を塗ってもほとんど体感できないのが実状…
白や水色など 薄い色が反射レベル最強!!
カラーベスト屋根を 白や白に近い色 で塗る人が あまり居ないのでお奨めしませんが…
素材が金属の屋根には、かなり効果的ですね。
⑤ 雨漏りを止めたい
「雨漏り」と聞くと
天井からポタポタ… 床にはバケツ… 乾いても天井にはシミが残って… という感じですよね。
よくあるのは、
出窓の廻りの枠やカウンターが傷んでしまう… ベランダの下側にシミがある… 壁に大量のカビが…
私の18年間の経験上 原因の多くは
A 「外壁の継ぎ目(目地)やべランダの防水が 60%以上」
B 「新築時からの構造的な問題 欠陥住宅 が 10%以上」
C 「屋上の防水から 20%」
D 「前回の塗装工事をしてから 5%」
E 「屋根や換気口から 5%」
と、いう割合です。
塗装工事では、
「雨漏りを止める」・「雨漏りさせない」という目的が
大前提であり最大のメリットです!!
ここで 気付いてほしい大切なポイントは
圧倒的に多い Aの60%
「外壁の継ぎ目」です。
シーリングと呼ばれています。
この写真は 私の自宅 東面の様子 (築6年目)
シーリングが傷んだ様子 (磐田市内 某住宅 築10年)
最初はゴムのように柔らかく、見た目もシットリしていますが、傷みが始まると 徐々に
柔らかさが無くなり 表面にひび割れが起きてきます。
よく訪問業者が 口を揃えて言うセリフ
「壁を触って 粉がつくでしょ? 塗替えごろのサインですよ!!」
まあ、それも確かな事には間違いありませんが…急を要することではありません。
それより、 シーリングの状態を見ましょう!
シーリングの傷みが 直接 雨漏りと関係する 大事な場所なのです。
切れている = 壁の中を 雨が流れている
と 思って下さい。
外壁材の中には、防水シートという紙が貼られていて、 その紙が 最後のバリアです。
あなたも想像つくと思います。
服装で例えると 防水シートは 下着のようなものです。
汗をかいて湿った下着が カビの原因。 上着(外壁)を着ているため、外側からは見えませんが、裏地には湿気。
気付かない間に 内部から傷んでしまいます。
その様子が こちら
シーリングの傷み → 雨漏り・外壁の傷み → カビの発生・腐食 → 白アリ発生
放置すれば、負のスパイラルが起きていきます。
なので
「塗替え」 = 「車の車検と同じ」 と考えて下さいね!
車にも「車検」があるように 家も 7年~10年で一度は 「家検」しましょう
じゃあ一番、効率の良い「塗替え」のタイミングは?
1回目 新築から 7~8年
これは、紫外線の関係。 最近の新築はおしゃれなサイディングが多く、シーリングには塗装されていない為、
早めにやりましょう。 シーリングの上に塗装を被せて、紫外線を直接受けないようにする為ですね。
また、
このような おしゃれな外壁の場合、クリヤーコートすることで 木目やいろいろなガラを 塗り潰さずにすみます。
傷んでしまってからでは、塗り潰すしかありません。
1回目は ちょっと早めにやるのが、「長持ち」させる ポイントですよ。
その後は、10年を目安に「家検」をしましょう。
いろんな業者やサイトを見たお客様が
「20年もつ塗料があるって聞いたけど…」
私 「在るには在りますが あなたの家には無理ですね!」
基本的に「1回の塗替えで20年もつ」 は不可能だと思って下さい。
外壁材の一部を 20年もたせることは出来ても、家の全てを20年もたせる事は難しいし、リスクが高すぎます。
その内容については、私が 以前フェイスブックで書いた記事があります。
こちらから 参考にしてください!
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=935973386457376&id=667404883314229
「塗替え」=大切な住まいを 「長持ち」 させる為の手助け です
負のスパイラルが始まる前に 「家検」 ですよ!
「家検」してから
「じゃあ、塗替えの目安は1~2年後ぐらいかな?」とか「まだまだやらなくても良さそうですね!」とか
相談するのが いいですね!
長~い文章を最後まで読んでくれた あなた
本当にありがとうございます。
あなたが 損せず、お金を大事に使うための 「塗替えの極意」でした!!