磐田市富士見町で木部漂白! 木部の塗替え!
『昔ながら』和風の立派な庇。
縁台に座り、おじいさんが、よくここで新聞を広げて読んでいました…
家族みんな、ここでスイカを食べるのが、夏の風物詩で、種を畑まで飛ばして遊ぶのが…
…かのような、雰囲気です。笑
はい、縁台はありません。笑
(すいません、想像です!)
さて今回は、
部分的に『木の部分だけキレイにしたい!』というお仕事をご依頼いただきました。
この庇の裏側(木の部分)は約30年の経年により、黒ずみやシミが目立ってしまっています。
全体的に柱もグレーっぽい色になり汚れた雰囲気?古い雰囲気?になっているのを
今回、新築時の様に戻しましょう!!という工事です。
さて、どこまで変化させていけるか見てみましょう!!
まず最初は↓漂白剤の噴霧(2回~3回)
時間をおいて、薬品の作用を待ち、洗い流します。
薬品の濃度調整・待ち時間の具合・噴霧回数は
経験値と木の肌を見ながら決めていきます。
↓乾燥後
おわかりいただけますか?
全体的に、古さを感じさせるグレー掛かった質感が抜けて、本来の『木の色』が復活しました。
完全にグレーだった柱。
後ろの戸箱の鏡板と同じぐらいまでの風合いになりました。
が…
ここまでは、
まだ塗装していません。
柱は、木のササクレ(ガサつき)をペーパーで研いで、ツルっとさせていきます。
そして乾燥3日後の塗装工程
綺麗な木目を表したい為、『ノンロット205N』木材保護用WPステインで塗装。(2回塗り)
最近は、改修用の水性ステイン(木部用防腐剤入り塗料)も頻繁に使っていますが、
『綺麗な木目を表したい』場合は、完全にコレですね。
発色の良さ・臭いの弱さ・色のバリエーションが豊富です。
このノンロットの効果は【防腐・防カビ・防虫・耐UV・超撥水】を発揮します。
ちなみに、
『木に塗る材料ってどれが良いの?』ってよく聞かれますので、軽くお答えします。
キシラ・ガードラ・ステンプなど
多くの類似品が発売されていますが
溶剤系の耐候性はどれも大きな差はない!との事です。
仕上り感は、好き嫌い分かれますが
水性系半造膜タイプが一番かもしれません!
今日も強風の中、施工中。本日完成です!
全体の完成写真はまた後日!