外壁・屋根 色褪せ(チョーキング)しない塗装の方法!!
今日は、知って得する塗装の知識(エキスパート編) についてお伝えします。
『チョーキング』ってご存知ですか?
あなたが必ず知っている身近な物で例えると『チョーキング』の現象はお住まい(外壁・屋根)以外でも
たくさん起きています。
手で触る・服に擦れると 色の粉が付いてしまう事、あなたも必ずどこかで体験していると思います。
これは、古くなった物には起きる現象で、塗料の劣化が原因です。
「古くなると発生するチョーキングのメカニズム」
↑の左側が『塗料の元となる液体』で、右側が『色の元となる粉末』
この2つが混ざりあって『色がついた塗料』がつくられています。
ただ、
粉末は液体に溶けているわけではなく、液体に浮遊している状態なんです!
缶ジュースで分かりやすく言うと
『こつぶ』・『コンポタ』みたいな感じ?
(古くてすいません笑)
このような原理の塗料を塗装して 様々な製品となっていますが
それが紫外線によって表層の液体成分が分解され、『色の粉』だけが残っている状態が発生します。
これが『チョーキング』。
更に
『色の粉』は
色によって、落ちやすいもの・落ちにくいものがあり、経年変化による『色褪せ』は
粉の落ち加減で発生しています。
よくあるのは
新品=チョコレート色 → 古くなる=レンガ色
新品=モスグリーン色 → 古くなる=ウグイス色
じゃあ…
『色の粉』を閉じ込めておく方法は?
!(^^)!
それは昔からあります…
シルバーの車・パールホワイトの車などは、昔からチョーキングが発生してません!!
なぜなら
クリヤーがコーティングされているから…
【クリヤー塗料】というのは透明で『色の粉』が含まれてないのです。
この技術を
外壁・屋根に使用する事で、
『ガードレールの様なチョーキングが発生しない仕上げ』が可能です。
【低コストな着色塗料】+【高耐久クリヤー】の仕様 = 低コストでも高耐久
フッ素塗料・無機塗料レベルまで匹敵するとの実験結果が報告されています。
※クリヤー=紫外線をカットする物など様々なメーカーから類似品が発売されていますが、
良質な商品で紫外線透過率はMAX80%カットと聞いています。
それでも残りの20%は透過する為、完全にシャットアウト出来るわけではありません。
ですが、
かなりの効果が発揮されている実績があります。
このクリヤー仕上げを特に
お奨めしたい場所は 屋根塗装!!
屋根は
紫外線の照射時間(長い)・照射角度(強くあたる)の影響で、
どうしても、外壁より早く劣化してしまいます。
業者のほとんどが
『シリコンで塗装すれば10年ぐらいもちますよ!』といいますが
私の経験上
シリコン塗装での耐久性(色褪せがなく、まだきれいだな!と思える期間)
で例えると
外壁=7年・屋根=5年 が限界です。
↑ぐらいからは
徐々にツヤ引け→チョーキング→変色が目立ってくる → 約10年で塗膜としての性能が低下・限界
簡単に
【10年もつ!】と言うと『10年はキレイなのか!』って思ってしまいますよね?
これが
『業者の言うモツ』と『一般的な見かたのモツ』の大きな違いです。
弊社では
この 経年変化・メカニズムを しっかり理解して頂くようご説明しています。
せっかく
大事なお金を使ってメンテナンスするのですから、あとで後悔することのない様に
是非、塗装の際にはクリヤー仕上げを選択し
チョーキング・変色を防ぎ 『まだまだ、きれいだな!!』っと思える期間を延ばしましょう(^_-)-☆
ご相談、承っております!
長文を最後までお読み頂き、ありがとうございました!
次回の更新もエキスパート編をご用意いたします!(^^)!