いつまでも色褪せしないプラン! 屋根クリヤーコーティングの効果について
先日、カラーベスト屋根 施工後6年経過の様子を見てきましたので、ご紹介させて頂きます!
結論から申し上げますと、『かなり優秀』でした!
当時の施工の様子 2018.2月
↑この時の仕様
下塗×1 + 2液シリコン(SKプレミアムルーフSi)×1回 +日本ペイントUVプロテクトクリヤー×1回
予算とお客様のご要望もあり、通常2回塗りを1回にして、その後クリヤーでコーテイングしました。
(もちろん標準施工仕様ではない為、御見積説明の段階で試験的な内容も含めご了承を頂いて施工させて頂きました。)
当時はピカピカで文句なしの仕上がりでした。✨
それから6年(もうすぐ7年が経過します)
その様子がこちら!!
色褪せが『まったく無い』と言っても過言ではありません!!
手についている黒いのは、表層についた汚れですね。
クリヤーの艶感は
塗りたてを100%とすれば、まだ80%程度がある状態。
艶が曇って見えるのは、表層の汚れが付着しているだけのようにも感じるほど、良好な状態でした!
ただ
細かく見てると、屋根の突先に、1箇所 クリヤー層の塗り残しを発見!
これは、本当はあってはいけない事ですが… クリヤーの効果を見る為には、逆にあって良かった!!
色褪せしている所=クリヤーが無い場合の状態
クリヤーが無かったら、全体的にこのぐらい色褪せしている という事ですね!
一般的に屋根用塗料のシリコングレードでの耐用年数は7~8年程度と言われていて
屋根は外壁よりも厳しい条件の為、劣化も早く進んでしまうのが現実です。
(外壁よりも雨や紫外線を直接ずっと受け続ける為)
この色褪せ部分を指で擦ったのがこちら
色褪せ(チョーキング)を採ると、その下には、まだ艶が残った塗膜が出てきました!
なので、まだもう少し寿命がありますね~!!
ここでマニアックな話ですが…
私達、業者とメーカー目線での『耐候性が10年』と言うのは、
メーカー・業者目線での『もつ』=『塗膜として機能している限界』
であるので、『見た目がキレイな状態を維持している』ではないんです!
お客様目線での『もつ』=きれいな状態をキープしている!
ですよね?
この解釈のズレが、私たちも悩むところではあります!
屋根へフッ素塗料(シリコンよりも1ランク上のグレード)を施工した現場と比較しても
このクリヤーコーティングの色褪せ防止効果は、フッ素以上と言えるほど絶大!!!と言えるほどです!
また3年後の経年変化も楽しみなところです!
当時、この物件で使用したUVプロテクトクリヤーは外壁用のクリヤーを流用しましたが、
現在では、オリエンタル塗料の屋根専用タフグロスコートという材料を使用しています。
屋根専用に開発されたというのが、さらにパワーアップした商品です。
ご検討の方は、是非お試し下さい!
チョーキングのメカニズムについての記事はこちらから
https://tatsubiso.co.jp/517/